ザイザルは飲むと眠くなるというのは本当?

薬を飲もうとしている女性

アレルギー性鼻炎や、各種アレルギー性疾患に対して、優れた効果を発揮してくれるザイザル。非常に魅力的な医薬品ではありますが、いざ実際に服用しようとなると、気になるのがその副作用についてです。

ザイザルにもさまざまな副作用の恐れがありますが、中でも問題になりやすいのが眠気です。アレルギー性鼻炎や花粉症で悩まされがちなくしゃみや鼻水問題が解決したとしても、代わりに眠気がやってきてしまっては、快適な生活からは程遠くなってしまうでしょう。

先ほども解説したとおり、ザイザルは抗ヒスタミン薬の中でも第2世代に分類される医薬品です。第1世代は副作用となる眠気が強く、また効果持続時間が短いために、1日の間に何度も服用しなければならないという特徴がありました。

一方で第2世代に当たるザイザルは、その効果が比較的長時間継続されるため、1日に1回、就寝前に服用すれば十分です。薬を飲んだあと、6~7時間ぐっすりと眠ることで、日中の眠気という副作用のリスクは最小限に留められることでしょう。

ただし抗ヒスタミン薬の特徴を考えると、副作用として生じる眠気は、切っても切り離せない問題でもあります。第2世代に分類されるザイザルであっても、それは例外ではありません。

ザイザルを服用する場合には、ザイザルは眠くなりにくいため、大丈夫と過信するのは危険です。状況によっては、副作用としての眠気がやってくる可能性もあるということを、しっかりと頭に入れておきましょう。特に以下のような場面では、眠気を感じるリスクが高くなりますから、十分に注意してください。

・ザイザルを服用した上で、長時間の車の運転をする
・ザイザルを服用したものの、6~7時間の睡眠時間を確保できなかった
・アルコールを摂取する

通年性のアレルギー性鼻炎や花粉症で悩まされるときには、夜間の睡眠の質が低下してしまいがちです。充分に眠っているつもりでも、実は想像以上に眠れていない可能性もありますから、十分に注意をしてください。

第1世代と比較すると眠気を感じる機会は少なくなっているものの、処方されるときには、車の運転や集中力を要するような、危険を伴う機械の操作などは避けるように指示されます。薬の副作用による眠気は、人間の意志の力で我慢するのが難しいものです。ザイザルの特性をしっかりと把握した上で、いつ眠気が生じても良いように、就寝前に服用するなど工夫しなければなりません。

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