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薬を飲んでいる男性

アレルギー性鼻炎は、鼻の粘膜に付着した物質へのアレルギー反応により、鼻水、鼻づまり、くしゃみといった不快な症状が引き起こされることを言います。鼻づまりや鼻水、くしゃみといえば風邪や花粉症を思い浮かべる方も多いことと思いますが、辛い症状に一年中悩まされることになります。

風邪であれば、時間の経過と共に症状は良くなっていきますが、アレルギー性鼻炎の場合はそういうわけにはいきません。適切な薬を使って、不快な症状を抑えていくのが良いでしょう。では具体的に、アレルギー性鼻炎と診断された場合にはどのようなものを使うと良いのでしょうか。症状の特徴と共に、薬選び方や気になるポイントを解説します。

アレルギー性鼻炎とはどんな症状なのか?

そもそも、アレルギー性鼻炎とは、どのような症状で悩まされるケースが多いのかを確認しておきましょう。アレルギー性鼻炎の主な症状としては、鼻づまりやくしゃみなどは、私たちにとって身近な症状。だからこそ、アレルギー性鼻炎であるにも関わらず、それに気づいていないということもあり得るのです。

また、症状の特徴は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった鼻症状です。さらに、季節性のものと通年性のものがあり、季節性の場合は主に花粉に反応して、アレルギー症状が出てしまいます。花粉に対するアレルギーとしてよく知られているのがスギ花粉症やヒノキ花粉症ではありますが、実際にはそれ以外にも、さまざまな植物の花粉がアレルギーの原因物質です。自分自身の身体が反応するアレルギー源が飛ぶ時期になると、不快な症状に悩まされてしまいます。

一方で、通年性の場合は、アレルギー源となるのはダニなどのハウスダストやペットです。これらは花粉のように、季節限定でやってくるというわけではありません。一年中私たちの身近に存在するものがアレルゲンになってしまうことで、時期を問わず鼻炎症状に悩まされてしまいます。

鼻症状の特徴には、透明でサラサラした鼻水がいつまでも出る一度くしゃみをすると、止まらないことがある(5回~10回など)鼻が詰まってしまって、口呼吸になってが乾燥するといった点が挙げられます。

これらの症状は、風邪のときとは明らかに異なるもの。放置すれば徐々に悪化し、慢性化する可能性も高いため、アレルギー性鼻炎の可能性を疑った方が良いでしょう。

また鼻が詰まることにより、喉や気管に影響が出てしまうこともあります。喉がなんとなくむずがゆさを感じたり、痛みやカラ咳が出たりする場合は、やはり影響を考えてみるのがオススメです。

アレルギー性鼻炎は、大人だけではなく子どもも悩まされる可能性があります。子どもの場合は特に咳や喉の痛み風邪との症状の見分け方が難しく、また鼻呼吸がうまくいかなくなることで、集中力が途切れてしまったり日中にボーっとしてしまったりすることがあるのです。学校生活にも支障をきたす可能性があります。

生活の質を保つためにも、病状を認識をしっかりと持った上で、適切な対処を行う必要があるのです。

アレルギー性鼻炎の薬はある?

アレルギー性鼻炎による鼻水・鼻づまり・くしゃみは、慢性的に悩まされる辛い症状です。季節性の場合でも通年性の場合でも、鼻がムズムズしてたまらないから、なんとかしたいという思いを抱えている方は、多いことでしょう。また子どもの集中力や学習面への影響を考えた場合にも、適切な対処法を実践したいところです。

基本的に薬剤でコントロールしていくことになります。病院で診断されれば、専用のものを処方されますから、まずは安心してください。自身の症状に合うものを組み合わせながら、より良い状態で毎日を過ごせるよう、導いていくことになります。

とはいえ、アレルギーは体質であり、医師から処方されたものを飲んだからといって、体質そのものを変えられるわけではありません。どうしても限界はあります。たとえばインフルエンザにかかったときには、体の中で病気をやっつけるために飲むということになりますが、アレルギー性鼻炎の場合は、これとは異なります。

あくまでも、現在自分自身の体に起きているアレルギー反応を抑え込み、不快な症状を軽減させるという目的で飲むことになります。このため、一度と診断された場合、長いスパンで付き合っていくことになるでしょう。症状が辛いときには処方されたものを飲み、良い状態をキープできるようになれば、必ずしも飲む必要はありません。

原因は、もちろんアレルゲンではありますが、ストレスや疲れ、睡眠不足などの影響によって悪化することがわかっています。免疫力が低下することにより、普段は影響を受けないアレルゲンに対しても反応することが理由です。

辛いときには服用して鼻の調子を整え、生活の中からアレルゲンを取り除く努力をしながら、さらに生活リズムを整えていくことが効果的です。ストレスを解消する、休暇を取る、夜更かしをしないなど、生活習慣の改善を意識しましょう。

特に幼い子どもの場合には、強い成分のものを長期にわたって使い続け、アレルギー症状を抑えていくことに対して、不安を感じる方も多いことでしょう。もちろん、辛いときに取り入れることは、悪いことではありませんし、むしろ、必要なことです。上手に使いつつ、親子が協力してアレルギー症状に悩まされにくい生活の基盤を整えていくことが大切だと考えられます。

アレルギー性鼻炎の代表的なお薬はザイザル

ではここからは、病院で診断された場合に、使用される薬剤の種類についてチェックしていきましょう。医師から処方されるものもあれば、ドラッグストアなどで気軽に購入できる種類のものもありますが、大切なのは自分や子どもが、どのようなものを飲んでいるのかをしっかりと把握しておくことです。少し難しいポイントではありますが、本当に自分に合っているのかより快適に生活できるのではないかといった疑問を解消するためにも、重要な情報となります。

治療に使われるものには、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤、抗ロイコトリエン(モンテルカスト錠)や抗トロンボキサン剤、ステロイド点鼻薬などがあります。アレルギー症状の現れ方にも個人差があり、ダラダラと水のような鼻水が続いたりくしゃみが止まらなくなったりする方もいれば、これらの症状がそれほど強くない一方で、慢性的な鼻づまり状態に悩まされる方もいます。

ダラダラと出る鼻水やくしゃみによる症状が強い場合には、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤が使われることが多く、一方で、鼻づまり型で悩まされている場合には、抗ロイコトリエン(モンテルカスト錠)や抗トロンボキサン薬が使われることが多いようです。医師に診断され、これらが処方された場合には、それぞれどのような意味を持つのか、医師に確認してみるのも良いでしょう。

一般的に多く使われているのは、抗ヒスタミン剤で、ドラッグストアなどで市販されているタイプの医薬品にも多く存在しています。辛い症状に悩まされつつも、忙しくてなかなか病院に行けない病院に行っても完治できるわけではないからという場合には、こうした市販の医薬品を上手に取り入れてみるのも良いでしょう。

抗ヒスタミン剤は、神経伝達物質ヒスタミンの働きを抑えることでアレルギー反応を抑える仕組みのです。ヒスタミンがH1受容体(ヒスタミンH1受容体)へ作用することで辛いアレルギー症状が現れるのですが、抗ヒスタミン薬を活用することで、この作用を抑えることが可能となります。

アレルギー性鼻炎以外にも、蕁麻疹や喘息などさまざまなアレルギー症状で使われるもので、有名なところとしては、アレジオンやザイザルなどが挙げられます。そこで、ザイザルにはどのような成分と効果があるのかを見ていきましょう。

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